滋賀ペット治療院の山路です。
主に往診でペットの鍼灸治療をしています。
今日も書籍のご紹介です。
イギリス在住の日本人翻訳家、ノーマンテイラー邦子さんによる電子書籍「大の男が号泣するとき」です。
邦子さんは、ご自身のブログ「私に何の関係があるのだ(外部サイトにリンクします)」の中でイギリスの動物福祉の現状をお伝えしてくださっています。
こちらの書籍は、ペットを失った方々の自身の経験を写真とともに紹介するもので、大の男がペットの死に際し号泣する様を描いています。
著書の中で、ペットロス・カウンセラーであるサンドラ・ベーカー氏がこう語っています。「ペットは無条件であなたを愛してくれます。あなたの正邪を批判しない。あなたがそこにいるだけでそれだけで幸せなのです。」(本文より抜粋)
そして、これこそがペットロスの根源であり、恥ずべきことではないのだと。
対して、私たち飼い主はペットに対して「ただそこにいるだけで愛して」いるでしょうか。人間の都合を押しつけ、自分の思うとおりに動かそうとしたり、思い通りにならないからと手放したり、自分の正邪をペットに押しつけたりしていないでしょうか。
この本は、私たちにペットとの来たるべき死をどう乗り切るのかのヒントをくれるとともに、ペットと初めて出会った日の純粋な思いも呼び覚ましてくれます。
私たちにただただ愛情をくれながら、私たちより短い時間を駆け足で生きて死んでいく、そんなペットたちのために私たち自身もできるだけのことをしてあげたいと思います。
この書籍の利益はすべて日本と世界の動物チャリティへ寄付されるとのことです。皆さんもぜひ一度読んでみてください。
また、イギリスと日本の動物福祉について紹介してくださっている邦子さんのサイトもぜひ一度訪れてみてください。
「私に何の関係があるというのだ」(外部サイトにリンクします)