滋賀ペット治療院の山路です。
主に往診でペットの鍼灸治療をしています。
とても面白い本を読みましたので、ご紹介します。
「丁先生、漢方って、おもしろいです。」というタイトルの、南伸坊さんの著書です。
何が面白いって、日本における漢方の成り立ち、中医学との違い、漢方とはどういうものかなど、いろんな脱線話を交えながら解説されています。
伸坊さんの軽妙なイラストも楽しく、これを読むと楽しみながら漢方豆知識がつきますよ。
西洋医学と東洋医学の考え方の違いなどもとても興味深い話題でした。
「薬はよく効くのが一番」という西洋医学に対し、「薬は効かないものが上」とする東洋医学。分析や原因究明を得意とする西洋医学に対し、全体を見てバランスを整える東洋医学。
これは、どちらがいいというわけではなく、自然環境や宗教など、いろんな背景から生まれた哲学の違いです。
漢方ってなんだろう、と思われた方、ぜひ一度読んでみてくださいね。