滋賀ペット治療院の山路です。
主に往診でペットの鍼灸治療をしています。
今日は暦の上では小寒。いわゆる「寒の入り」と呼ばれる日で、これからさらに寒さが一段と厳しくなる季節ですね。今年の正月は比較的暖かい日が続きましたが、気温の上がり下がりが激しいと体調を崩しがちです。
養生的には、寒い冬は汗をかいて気を発散しないよう、できるだけ家の中でじっとして温かく過ごすことが次の季節に向けて気を蓄える過ごし方とされていますが、現代人はそうもいきません。
首周りや足元を温かくする、旬のものを食べるなどして英気を養いましょう。
この時期の野菜と言えば、我が家では毎日家の畑の大根と白菜が食卓に上ります。新鮮なだけが取り柄ですが、その季節の恵みをいただけるのはとてもありがたいです。
大根は冬が旬なのに体を冷やす食材ですね。気逆をおさめたり、咳を鎮めたりします。子供の頃、風邪を引くと蜂蜜や水飴に漬けた大根を食べさせてもらいました。咳止めシロップの代わりでしたね。
また、大根に含まれるジアスターゼは消化を助けることでも有名ですね。
大根は煮てもよし、焼いても炒めてもよし、生でおろしてもよし。この季節は積極的に食べたい野菜です。
我が家の犬も大好きです!
白菜も体にこもった熱を外に出し、胃腸を整えてお腹にたまったものを排出する作用があります。
でも、この季節は何より体を冷やさない食べ方が一番ですね。お鍋や煮物などにたくさん取り入れたいですね!
さらに、寒い冬を温かく乗り切るにはお灸!
温灸棒コロコロで背中からから脚にかけて温めるもよし。小豆パックで腰や首元をじっくり温めるもよし。煙の出る棒灸ならよりピンポイントにツボを温められますし、人間にはせんねん灸が手軽ですね。
お灸の詳しい使い方など、もしお聞きになりたい方はお気軽に問い合わせくださいね!
飼い主さんもペットも、お灸でほっこりと冬の夜長を過ごしましょう。