犬と散歩できる幸せ

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夕焼け

これは今日の写真ではないんですが・・・

滋賀ペット治療院の山路です。
主に往診でペットの鍼灸治療をしています。

今日の夕方は、風がとても気持ちよくて犬の散歩に最適の気候でした。

我が家のおっさん犬、ゴン蔵さんがうちに来てこの7月で丸4年です。
当初は初めての大型犬で、散歩のときもいろいろとまどいました。

最初はとてもお利口さんだったゴンちゃんでしたが、一ヶ月ぐらいして我が家になれてきたらだんだん本来の顔が出てきて、散歩のときにも引っ張るようになりました。
拾い食いも多く、無理に取り上げようとすると本気で咬みに来ました。

そこで、どうしたらいいかといろんな本を読みあさって勉強し、いろんなトレーニングを試してみたり・・・

私はゴンちゃんを自由に歩かせます。
あちこちのにおいを嗅がせたり、好きなところに顔を突っ込ませたり。

拾い食いも、先回りして手や足で押さえて食べられないようにし、口に入れてしまったときは無理に取り上げようとせずにオヤツと交換して、ちゃんと口から出せたり食べずにスルーできたときは大いに褒め倒します。
こんなふうに、罰を与えないような方法で拾い食いなどのトラブルを回避してきました。

でも、この方法に至るまでは口を無理に開けさせようとしたり、拾い食いをするたびに大きな声で怒ったりしていました。
結果は、よけいに意固地になって食べたくないものまで食べられてしまい、私は言うことを聞いてくれないゴンちゃんにすっかり嫌気がさしたこともありました。

犬のしつけは、本やネットでいろんな方法が紹介されていますが、私が一番効果があると思ったのは「叱らないしつけ」です。
と言うよりは、むやみに叱ったり怒ったりしても効果がないどころか、関係をこじらせてむしろ逆効果になるということに気づきました。

→ 「叱らないしつけ」ということ

犬の問題行動と言われていることの多くは犬にとっては当たり前の行動です。
それを問題と思い、こじらせてしまっているのは人間側の行動だということ。

先日ご紹介した「ハズバンダリー・トレーニング」は、応用行動分析学により、動物のトレーニングを行います。
この方法はとても汎用性が高く、どんな動物のどんな行動にでも応用できます。

そして、そこには「罰」や「叱り」は必要がなく、ただ望まない行動を止め、望む行動をさせるようにしむけるだけで、動物と絆を深めながら、「問題」と言われる行動をなくしていきます。

私は毎日ゴンちゃんとの散歩を楽しんでいます。
ゴンちゃんも、私との散歩を穏やかな気持ちで楽しんでくれていると確信しています。
それが証拠に、ゴンちゃんは特に脚側のコマンドなどなくても、私の横を一緒に歩いてくれます。

今年で10歳になるおっさん犬、ゴン蔵さん。
いつまでも元気でいっしょに歩いてくれることを願うばかりです。

こちらの本もオススメですよ!

 

 

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