滋賀ペット治療院の山路です。
主に往診でペットの鍼灸治療をしています。
昨日は大阪府寝屋川市の和食料理屋、桜撫庵さん(ホームページはこちらです)をお借りして、お灸イベントを開催しました。
肌寒い中、たくさんの方にご参加いただき、ありがとうございました。
ペットにお灸をする方法はいくつかありますが、人間と違って被毛がありますので、直接肌にもぐさを置くことはできません。
そこで、棒灸などによる「温灸」というやり方でペットの体を温めます。
温灸をする際のグッズも、棒灸ホルダーや棒灸ローラー、箱タイプのものやカイロのような形のものなど非常にたくさんの種類があります。
もともとが人間用ですので、ペットに使う際には「ペットが嫌がらないもの」かつ「お灸をする飼い主に使い勝手がいいもの」を選ぶことが大事です。
棒灸ホルダーなどはネットでいくつも出ていますし、そんなに高いものではありません。
でも、手作りの箱灸のいいところは、何より安いところです。
箱部分は、今回は段ボールで作りましたが、牛乳パックなどを使えばただ。
お灸を入れる部分は100均の茶こしです。
また、周りにテープや千代紙などで装飾すれば、自分好みのデザインができます。
これがまたとても楽しいのです!
今回、同じペット鍼灸セラピー協会の小園さんに作り方を教わり、私も初めて作ってみましたが、あまりに楽しくてつい夢中になってしまいました。
中に入れるもぐさは、棒灸をほぐして入れてみました。
こちらは安くて火がつきやすいのですが、煙がかなり出ますので、においや煙が苦手な方はスモークレスタイプの方がおすすめです。
どちらも、長さ1cmぐらいのものを入れて火をつけると、5分から10分ぐらいの間、かなり熱めの温度になります。温灸としては十分な効果です。
家でさっそく使ってみました。うちの猫はお灸が大好きなので喜んでじっとしていますが、初めてのペットは背中にいきなり何か乗ってくると少し警戒するかも知れません。
「温かくて気持ちがいい」ことがわかると喜んでお灸させてくれるようになります。
私はこのあと、残っている火で自分のお腹に箱灸しましたが、かなり気持ちよかったです。
飼い主さんもペットも両方が温まり、健康増進効果の高いお灸。
いろいろ試して、「我が家のやり方」を見つけてみてくださいね!
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