滋賀ペット治療院の山路です。
主に往診でペットの鍼灸治療をしています。
ここのところ、急に暖かくなりましたね。
京都でこの時期に夏日というのは初めてのことだそうです。
中国最古の医学書である「黄帝内経」には、春を「発生」の季節とし、その養生法は
「夜更かしをしてもかまわないが、朝は早く起きる
朝、庭をゆったりと散歩し、髪をゆるく結んで体をのびのびと動かす
天地間の陽気を体に取り込み、体内の陽気を育てる」
と、記しています。
冬の間、寒さに縮こまっていた体をゆったりとほぐして外に出るのにいい季節ですね。
特に、ワンちゃんとの散歩が気持ちのいい陽気になってきました。
犬にとって、散歩は何よりの環境エンリッチメントです。
外のにおいを嗅いで新しい刺激をもらい、脳を活性化させます。
歩くことは筋肉の衰えを防ぎ、心臓が体中に血液を循環させるのを助けます。
また、呼吸を促進し、心身をリフレッシュします。
飼い主さんにとってもワンちゃんと季節を感じながらの散歩は健康の維持にもってこいです。
一方で、春は気候が変動しやすく、気温や気圧の上下動が激しい季節です。
東洋医学的には「風」の外邪によって体が変調を来しやすい季節なのです。
「風邪(ふうじゃ)」はとても動きが速く、体調も急変しやすくなります。
事実、人間もペットも春先に体調を崩す例がとても多いと言われます。
ご家庭でも、刺さない鍼や温灸などで自律神経を整えるケアをしてあげるといいですね。
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