滋賀ペット治療院の山路です。
主に往診でペットの鍼灸治療をしています。
往診でペットの鍼灸治療をするのと同時に、ペット鍼灸セラピーによるご家庭でのペットのケアを皆さんにお伝えすることに力を入れています。
今回は、「飼い主さんの家庭教師・ひめいぬ」さんで、「お家でできる愛犬のケア〜刺さない鍼とドッグマッサージ」というコラボ講座を開催しました。
たびたびお伝えしているのですが、東洋医学では「バランス」を重視します。
陰陽のバランス、五行のバランス、心と身体のバランス。
バランスが崩れる前にケアをすることが「未病治」と呼ばれる考え方です。
また、東洋医学では「気の滞り」が病の原因と考えます。
そこで、鍼やお灸を使って気の巡りをよくすることで自己治癒力を促すのです。
その考え方が、ドッグマッサージととてもよく似ています。
身体のバランス、心と身体のバランス、人とペットとのバランス。
姿勢を整えることで体は正しく動きます。
それが、血行をよくし、神経の圧迫などを取り除き、気持ちも楽になります。
さらに、飼い主さんの手でペットのケアをすることで、より一層ペットの心身が癒やされます。
マッサージは、体を意識させ、ほぐすことで動きや姿勢をよくします。
体がよく動くことで内臓の働きがアップし、体調も整います。
刺さない鍼の一つであるローラー鍼は、皮膚を刺激することで気の巡りをよくし、自律神経を整え、免疫力をアップします。
マッサージに刺さない鍼、どちらもキーワードは、
- 緩める
- 流す
- 温める
緩めれば流れはよくなり、流れがよくなれば温まります。
緊張がほぐれ、痛みが和らぎ、リラックス効果で体の治癒力が増します。
反対に、緊張すると体は縮み、動きがこわばり、血行が悪くなります。
それが痛みやコリを招き、ますます体はこわばり、動きが悪くなる・・・
こういう体の悪循環を断ち、よい循環に持っていくのが鍼灸やマッサージの働きです。
その他にも講座では、特にシニア犬のための家庭でできるケアについていろいろとお話をさせていただきました。
今回参加してくださった飼い主さんも、保護犬さんを引き取ったり預かったりされている方々でした。
保護したときから健康状態が悪かったり、性格に問題があったりする子もいます。
当院では、ペットとの日々の暮らしの中で「誰に聞いたらいいのかわからない」というちょっとしたご相談もお受けしています。
もし、ペットの体のこと・心のことでお悩みがありましたら、ぜひお問い合わせくださいね!
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