滋賀ペット治療院の山路です。
主に往診でペットの鍼灸治療をしています。
我が家の畑のにんじん、そろそろ終わりかけなので急いで消費するためにジャムを作ってみました。にんじんとリンゴを柔らかくなるまで加熱して、すりつぶして蜂蜜とレモン汁を混ぜただけのお手軽ジャムです。
味は・・・まあこんなもんですね。金時にんじんを入れたので割りと甘いです。
漢方では、にんじんは五気は”平”、胃腸を丈夫にして内臓の働きを整える作用があるとされています。栄養学的にはベータ・カロテンを多く含み、疲労回復や夜盲症に効果があることが知られていますね。
また、リンゴは五気は“涼”、津液を補い、腸を丈夫にするとされています。栄養学的にはクエン酸やリンゴ酸を含み、血液をさらさらにし、疲労回復や美肌効果があると言われています。
にんじんもリンゴも、ほぼ一年中出回っていますが、秋から冬にかけてが旬になります。野菜も果物もできるだけ旬のものを食べる方がその季節に不足しがちな気を補うためにはよいと思われます。
旬と言えば、冬の間たくさんできたので毎日のように食べた大根。
冬の食べ物なのに五気は“涼”で、特に生で食べると胃の熱を取る効果があるとされています。
そう言えば、子供の頃、風邪を引いて咳が出ると母親が大根の蜂蜜付けを食べさせてくれました。あれも喉の熱を鎮め、咳を止める効果があったんですね。
最近は春夏に作る大根もありますが、辛みが強いので私は冬の大根の方が好きです。
我が家の畑も春夏仕様に衣替え中。旬の野菜が毎日食べられるというのは、考えてみたらこのうえない贅沢なのかもしれません。