昨日、鍼灸セラピーセミナー in 枚方、無事に終了しました。
ペット鍼灸セラピー協会より鍼灸師の蛇場見先生を講師にお招きし、ローラー鍼や集毛鍼などの「刺さない鍼」を使って、飼い主さんが自宅でできるワンちゃんのケアについて勉強しました。
今回は特にこれから心配になる熱中症予防についてのワンポイント・アドバイスもしていただきました。総勢で受講者6名、参加ワンちゃん4頭のセミナー、会場が和室であることもあり、和気藹々と行われました。
ローラー鍼は初体験のワンちゃんも、コロコロされるとうっとり・ほっこりと気持ちよさそうな表情になります。
ローラー鍼には、「皮膚の刺激により免疫力をアップする」「気の流れを整え、体調をよくする」「飼い主さんとの絆が深まる」「心を落ち着かせる」などの効果がありますが、とにかく何よりも
これにつきると思います。
今回参加されたワンちゃんで、脳に疾患のあるフレンチブルドッグさんがいました。会場に到着したときには苦しそうな状態でしたが、お灸をした後ではリラックスし、気持ちよさそうに寝ていました。
鍼灸治療の特徴は、「気の流れを整える」ことにあります。
足りない部分には補い、過剰な部分からは取り去る。全体の気の流れをスムーズに、均等にすることで体調を整えます。
体のどこかにピンポイントで効く場合もありますが、むしろ定期的に続けることで心身の落ち着きを取り戻し、病気にかかりにくい体を作ることができます。
枚方では今後も鍼灸セラピーセミナーを開催予定です。
今回参加できなかった方も、ぜひ次回はお越しいただければと思います。
午後からは、動物病院で獣医さん向けに鍼治療の研修を行いました。
ツボワンコのトルソーを使ってツボの位置を勉強します。
動物病院の看板犬も鍼治療を受けました。初めての鍼治療体験ですが、とてもおとなしく、気持ちよさそうにしていました。
蛇場見先生からは、「獣医師ももっと鍼灸治療ができるようになると、飼い主さんも選択の幅が広がるし動物も体が楽になるので、たくさんの獣医さんに取り入れて欲しい。」とのこと。
西洋医学でしか治せない病気もありますが、東洋医学的なアプローチで動物が楽になることもたくさんあります。獣医師の治療手技の幅を広げるためにも鍼灸治療が広まるのはよいことだと思います。
次回は、夏に大阪での勉強会を予定しています。たくさんの方にお越しいただき、ご家庭で飼い主さんができるペットのケアについて知っていただけると嬉しいです。