滋賀ペット治療院の山路です。
主に往診でペットの鍼灸治療をしています。
鍼灸治療をしていると、シニアペットの往診依頼が多くあります。
どこが悪いというわけではないのですが、年をとって足腰が以前より弱くなってきたり、突然立てなくなったり。食欲がなくなったり下痢が増えたり。
また、目が不自由になり、耳も聞こえにくくなります。嗅覚も以前よりは鈍っているのでしょう。以前はよく食べていたフードを食べなくなり、オヤツばかり欲しがってムラ食いになる子もいます。
そうかと思うと、呼んでも振り向きもしないのに、オヤツのビニール袋がガサガサいう音にすっ飛んで来る子もいます。
シニアのペットたちを見ていると、若い頃とはまた違った味わい深いかわいらしさがありますね。
シニアペットへの鍼灸は、冷えを改善して血行をよくし、滞りがちな気の流れをスムーズにして、体調を整えます。薬を常用している場合は薬の代謝をよくする効果もあります。
依頼をいただいたシニアさんたちは、どの子たちも毛づやがよく、好奇心旺盛で、飼い主さんにとても大切にしていただいているのがわかります。
「少しでも長く自分の足で歩けるように」「少しでも楽に、元気に暮らせるように」という飼い主さんの熱い思いが伝わってきます。
ペットが年を取ると今まで自力でできたことがだんだんできなくなり、飼い主さんの介助が必要になることもあります。トイレの失敗が増えたり、よく戻したり倒れたりと、飼い主さんが目を離せないことも増えてくるかもしれません。
それでも、飼い主さんにできることはたくさんあります。お灸やマッサージもその一つですし、ただ一緒にいて撫でてあげるだけで安心する子もいます。
シニアペットとどう付き合っていくかお悩みの飼い主さん、鍼灸治療や鍼灸セラピーでシニアとの暮らしを豊かなものにしましょう!