滋賀ペット治療院の山路です。
主に往診でペットの鍼灸治療をしています。
昨年の夏から継続的に通っているコーギーさんです。
最初、突然後ろ脚が立たなくなり、痛みもあるようで歩けなくなったとのことですが、動物病院では特に異常は見つからず、痛み止めをもらって歩けるようになりました。
その後、原因はわからないけど左の後ろ脚だけをときどき持ち上げて、地面に着けるのが痛いのかケンケン歩きをするようになりました。
初めて診せていただいた頃から、左の腰に張りがあり、ときどき熱感があるのが気になっていましたが、椎間板ヘルニアという感じでもなく、股関節や膝に異常があるようにも見られず・・・原因はわかりませんがとにかく鍼治療をやってみることに。
このワンちゃんはご家庭で毎日お灸をしてくださっているのもありますが、治療を始めてから歩様もよくなり、ケンケン歩きも減ってきたと言われました。
一時期、「もうすっかりよくなったので鍼治療はいらないかな」と、治療をやめた時期があるのですが、またケンケンをするようになったとのことで年末から治療を再開。
今回診せていただいたら、以前は気になっていた腰の張りもなく、足取りがかなりしっかりしてきました。
こちらの飼い主さんも、ワンちゃんのためにできることは全部やって上げようという熱意にあふれています。
ワンちゃんが座っているこのマットも血行がよくなる素材だそうです。
毎晩の温灸や手作り食、それに毎日欠かさずに散歩で足腰を鍛えていること。
健康管理は地道なケアの積み重ねで、大きな変化が見られないとついさぼりがち。
鍼もそうですが、家庭でのケアも継続が大事ですね!